誰が損害賠償を請求することができるのか?

交通事故によって亡くなられた,いわゆる死亡事故の場合,被害者の方の損害賠償請求はご遺族などが被害者の方に代わって請求することになります。法律的な呼び方では,ご遺族などを「相続人」,被害者の方を「被相続人」と呼びます。

相続人が複数いる場合,相続に関するさまざまな問題が生じることがあります。たとえば,誰が相続人となるのか,各相続人の相続分は具体的にどのくらいかなどです。場合によっては,これらの点も含めて解決する必要がありますので,法律の専門家である弁護士にご相談ください。

また,近親者(被害者の方の配偶者や子どもなど)は,被害者の方に発生した加害者への損害賠償請求権とは別に,固有の慰謝料を請求することができる場合があります(民法711条)。この近親者の慰謝料請求については,内縁の妻(法律上の婚姻をしていない事実婚の状態)であっても認められる余地がありますので注意が必要です。

相続人の範囲と相続分については,個別具体的な事情によって異なりますが,法律で定められている相続人と相続分は次の表のようになっています。詳しくは弁護士までご相談ください。

事故で亡くなられた方の近親者 法定相続人(法定相続分)
配偶者,子ども,直系尊属,兄弟姉妹 配偶者(1/2)
子ども(1/2)
配偶者,直系尊属,兄弟姉妹 配偶者(2/3)
直系尊属(1/3)
配偶者,兄弟姉妹 配偶者(3/4)
兄弟姉妹(1/4)
子ども,直系尊属,兄弟姉妹 子どものみ
直系尊属,兄弟姉妹 直系尊属のみ
兄弟姉妹 兄弟姉妹のみ

※子どもがすでに亡くなっているが,その子ども(相続人からみて孫)がいる場合には,その子どもが相続人となります(代襲相続)。

※子どもや兄弟姉妹等が複数いる場合,複数の相続人で相続分を均等に分けることになります。たとえば,配偶者と子どもが3人いる場合,配偶者の相続分は1/2,子どもの相続分はそれぞれ1/6ずつ(1/2×1/3)となります。

※直系尊属とは,親や祖父母のことを指します。親と祖父母の両方が健在の場合は,被相続人と親等が近い方が優先されますので,親だけが相続人となります。また,親がすでに亡くなっていて,祖母がいる場合には,祖母が相続人となります。


弁護士による交通事故無料相談実施中!

お問い合わせ:0120-250-742(ゼロイチニーゼロ ジコヲ ナシニ)

  • 交通事故の被害者の方からのご相談は何度でも無料です。
  • 物損事故のみ,または,加害者の方からのご相談はお受けしておりません。
  • ご相談・ご依頼は安心の全国対応。どうぞ,お気軽にご相談ください。